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フローチャートで検査手順など明示 抗菌薬適正使用「手引き」を改訂へ
厚労省AMR小委

2025.10.17 06:04 会員限定記事を示すアイコン

抗菌薬の選択は「感性」の確認が前提とされている
抗菌薬の選択は「感性」の確認が前提とされている

 

厚生労働省の薬剤耐性(AMR)に関する小委員会は10月8日、「抗微生物薬適正使用の手引き」第4版の案をまとめた。薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用について内容を更新し、ESBL(基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ)産生菌などの診断・治療のフローチャートを追加した。今後、一部を修正した上で上位組織である感染症部会に報告し、成案にする。

手引きは、「医科・外来編」「医科・入院編」「薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編」「歯科編」で構成する。それぞれの対象となる主な医療従事者を表で示し、感染症診療や感染対策などに携わる検査技師は、「医科・入院編」や「薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編」などを知っておくべきだとした。

薬剤耐性菌感染症は、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)を含む黄色ブドウ球菌、VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)を含む腸球菌、ESBL産生などの腸内細菌目細菌、緑膿菌などを取り上げ、微生物学的診断や治療戦略などを記した。黄色ブドウ球菌が「血液培養で検出されたら必ず原因菌として考える」などと記載している。

診断・治療のフローチャートでは、感受性検査や遺伝子検査の結果などに基づき、感性が確認されていることを前提に、治療薬を選択していく流れを図示した。ESBL産生、AmpC産生の腸内細菌目細菌感染症など、6つの感染症の診断・治療のフローチャートを追加した。

小委員会には新たに、京都橘大学教授の中村竜也氏が委員に加わり、同日の議論に参加した。中村氏は臨床検査技師として「抗微生物薬適正使用の手引き」の改訂に携わり、検査全般を担当した。

 

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