
Voice of Lab. file 11 鈴木 崇真(奈良県総合医療センター臨床検査部)
臨床検査技師であり続けること——ルーチンの積み重ねの先に見えたもの
学生時代を振り返ると、私は臨床検査技師という職業を、ひたすら検査を行う仕事なのだろうと漠然と捉えていました。けれど臨床検査技師として働き始めて11年目になった今、職業名に含まれる“臨床”と“技師”という言葉の意味が、以前とは少し違って見えています。私は臨床検査技師として働きながら、社会人大学院生として人文学研究科にも在学しています。臨床検査と人文学。その間を行き来するなかで、私が考えるようになったのは、「臨床検査技師」であることとは何か、という問いでした。 ここでは、私自身の経験とともに、その問いを振り返ってみたいと思います。 私、こんなことしてます! 1.“臨床”検査技師を問う 入職1年目の頃、臨床検査技師も研究に携わることができるのだと知りました。以来、学術活動などにもそれなりに取り組んできたつもりです。しかし、同時に“臨床”検査技師が行う学術活動とは一体何なのだろうか、という疑問も、どこかで抱き続けてきました。 現時点での私なりの答えを述べるなら、 それは日常業務、いわゆるルーチンの延長にあるものだと思います 。最終的に患者へ還元されるものでなければ、たとえ形になったとしても自己満足に近いものになってしまうのではないか。その成果の着地点は、常に患者に向けられている必要があるのではないか。そう考えています。 2.臨床検査“技師”を問う 昨今、ISOをはじめとして、検査の標準化が重要視されていることは周知のことと思います。では、そのような時代において、臨床検査を行う“技師”とは何なのでしょうか。 技師とは、当然ながら技術を担う者のことです。しかし、標準化が進めば、原則として技能に差は生じないはずではないか。けれど現実にはどうでしょう。私が担当する微生物検査で考えてみても、初心者と熟練者とでは、同じ検体・同じ培地を前にしていても、検出菌を拾えるかどうかに差が生じる場面があります。 これは標準化を否定するものではありません。むしろ逆だと思います。プロトコルが標準化されているからこそ、その上に積み重なる観察力、判断力、経験値が見えてくるのではないか。この検体が自分の手元に届いたからこそ、自分がこの患者に関わったからこそ、診断や治療が少しだけスムーズに進んだ。そうした場面が日常業務の中には確かに存在するのだと思います。そう考えると、 標準化された日常業務にこそ、臨床検査“技師”としての自負心が生まれてくる のではないでしょうか。 3.臨床検査技師である“私”を問う では、“私”は臨床検査技師としてどのように歩んできたのか。そう問われれば、やはり私は、日々のルーチンを堅実に積み重ねてきた技師なのだと思います。それは一見すると、特別なことではないように感じられるかもしれません。けれど、臨床検査技師としての歩みを振り返ると、さまざまな機会はいつも日常業務の延長線上にありました。 人文学領域の大学院への進学を決めた理由を聞かれることがあります。しかし、正直なところ、その理由はうまく説明できません。本が好きだったことは事実ですが、単にそれだけで進学を決めた、というのは我ながら違うよな、と思います。 少なくとも転機となったのは、上司から「大学院に行ってみないか」と声をかけていただいたことでした。そのとき私が真っ先に思ったのは、「なら文学部に行こう」でした。 では、なぜそう思ったのか。臨床検査技師の仕事は、検体と向き合う仕事です。私も微生物検査に携わりながら、毎日同じように検体を受け取り、培養し、結果を報告してきました。しかし、その繰り返しのなかである種の疑問を抱くようになり、次第に検体の向こう側へ目を向けるようになりました。 「この結果は、どのように患者さんの治療につながるのだろうか」 「この報告を待っている主治医は、何を考えているのだろうか」 検査室の中だけでは見えないものに関心を持つようになり、行き着いた先は「 検体の向こう側を見なくては、他の誰でもなく、“私”である自分が検査をやる意味がない 」というものでした。 検査結果を正確に返すことは臨床検査技師として最も重要な役割ですが、その一方で均質化と受け取られがちな標準化への抗いと、検査結果の先にある医療、さらには人間と社会に関心を向けなくてはならない——そう思いました。その思いが、結果として人文学研究科への進学にもつながったのだと思います。 また、今振り返ると、大学院進学の話そのものも日常業務の延長線上にあったように感じています。上司から声をかけていただいたのは、私に特別な才能があったからではなく、日々の業務を積み重ねてきたからに違いありません。技師会や企業のセミナーでお話しする機会、こうして文章を書く機会をいただいたことも同様です。 奈良県臨床検査技師会シンポジウム(左)、SDC近畿感染症セミナー(右)で講演したときの様子 ルーチンという言葉には、単調な繰り返しという印象があるかもしれません。しかし私自身の経験を振り返ると、その積み重ねが思いもよらない縁や機会を運んできてくれました。もちろん華やかな経歴や大きな挑戦だけが、臨床検査技師としての価値を示すわけではないでしょう。むしろ、そのような活動を支えている土台である日々の検査、日々の報告、日々の判断の一つひとつに“臨床検査技師”としての価値があるはずです。その意味での“私”とは、特別な場所にあらかじめ存在するものではなく、ルーチンの中で少しずつ見つけ出していくものなのかもしれません。 —{明日のリーダーが今、考えていること}— 明日のリーダーが今、考えていること いろいろと述べてきましたが、私がこの文章を書きながら思い浮かべていたのは、日々の業務を少しずつ覚えつつあり、この先どう進んでいくべきか悩んでいる若手技師の姿でした。 そんな方々に伝えたいことがあるとすれば、それは、日々の業務を覚えた先で、その検査が患者さんの診断や治療にどうつながるのかまで考えてみてもよいのではないか、ということです。もちろん、焦りは禁物です。けれど、何かしらのアクションを起こすことも大切と思います。どこかにたどり着けると信じて、まずは手元の検査を丁寧に果たす。日常業務の中で問いを探し、声がかかったときには、思い切って「はい」と返事をしてみる。そうして積み重ねた1年後には、今とは少し違う景色が開けているかもしれません。 ルーチンは、どこかに行くための確かな足場なのだと、私は信じています 。

編集部 Pick Up ニュース[9月25日号]
忙しい臨床検査技師のための注目ニュースまとめ
臨床検査技師が押さえておきたい今週注目の5本 NIPT受託、1次委託元の責任強調 日衛協が「遺伝学的検査受託に関する倫理指針」を改定。非侵襲性遺伝学的出生前検査(NIPT)について「単なる外部委託検査ではない」とし、人の生命選択に関わる倫理的な意味合い強調。 検査技師らの養成・確保へ協議の場 厚労省が、臨床検査技師など医療職を地域で安定的に養成・確保するための都道府県ごとの会議体を提案。各職種の需給、養成体制のデータをもとに、養成施設の再編・整備など推進へ。 認知症リスク早期発見、「手引き」第2版 長寿医療研究センターが、自治体による認知症早期発見や受診推奨、診断後支援のための「認知症発症/進行のリスク早期発見の手引き」(第2版)を公開。認知機能スクリーニングツールの比較一覧など。 敗血症性肝障害のBM候補に「TG2」 岐阜大など研究グループが、敗血症性肝障害(SALD)の悪化に、タンパク質架橋酵素「トランスグルタミナーゼ2(TG2)」が関与する分子機構を明らかに。TG2を同疾患のバイオマーカー等への活用目指す。 超低温フリーザー、2シリーズを刷新 PHCが、生体試料や医薬品などの長期保存に用いるノンフロン-85℃超低温フリーザー「VIP SMART」「Frostless」の2シリーズを発売すると発表。従来製品の基本性能を維持し、操作性や利便性を向上。

Up to Date! 臨床検査エキスパートレビュー # 臨床化学・免疫血清05
「報告して終わり」から脱却するクリティカルバリュー運用
「パニック値」から「クリティカルバリュー」へ パニック値(クリティカルバリュー)とは、「生命が危ぶまれるほど危険な状態にあることを示唆する異常値」と定義されている 1) 。2024年には日本臨床検査医学会の提言書が改定され、運用基準とともに「呼称の見直し」が明記された。国内では「緊急異常値」「緊急報告検査値」など多様な呼称が用いられているが、国際的には「critical value」が一般的であり、今後は「critical value」「クリティカルバリュー」、あるいは「クリティカルバリュー(通称:パニック値)」を用いることが推奨されている 2) 。 さらに、2026年度診療報酬改定では検体検査管理加算Ⅱ〜Ⅳの施設基準が見直され、下記のような体制を整備することが望ましいとされた 3) 。 少なくともグルコース(Glu)、カリウム(K)、血小板数(PLT)についてパニック値の閾値を設定する 発生時には速やかに診療にあたる医師へ連絡する 医師は対応内容を診療録に記載するよう努める 検査結果報告書などでパニック値とわかる表示を行うよう努める なお、こうした緊急報告の考え方は検体検査以外にも広がっており、日本超音波医学会も2026年、超音波検査で緊急に対応すべき異常所見を「パニック所見」として体系化している 4) 。 臨床化学・免疫血清検査のエキスパートレビュー では、検査現場では何を変えていく必要があるのだろうか。 背景として押さえておきたいのが医療安全上の問題である。2024年、日本医療安全調査機構は、医療事故の再発防止に向けた提言として「血液検査パニック値に係る死亡事例の分析」を公表した 5) 。同提言では、クリティカルバリューを確実に医師へ伝えるだけでなく、医師による対応、診療録への記載、検査結果の視認性など、検査室から診療側までを含めた一連の運用体制の重要性が示されている。 一方、2025年の全国アンケート調査では、回答した103施設すべてでクリティカルバリューが運用され、GluとKは全施設、PLTは97%の施設で対象項目に設定されていた 6) 。運用自体は大規模病院を中心に広く定着しているものの、対象項目や閾値、報告方法、その後の管理には施設間差が残されている 6, 7) 。 提言書や診療報酬改定の内容を踏まえると、クリティカルバリュー対応は、従来の「異常値を電話で伝える」という単純な情報伝達から、「誰に、いつ、どのように伝え、その後どう対応されたか」までを確実に管理する運用へ移行しつつある。 1.「何を、いつ、誰に伝えるか」を標準化する 実効性の高い院内マニュアルの整備が第一歩となる。クリティカルバリューの対象項目や閾値には、すべての医療機関に共通する絶対的な基準はなく、全国調査でも設定項目数は中央値18項目で、4〜66項目と大きな差があった 6) 。 項目や閾値は、自施設の診療機能や患者背景を踏まえ、診療科や医療安全部門と協議して設定する必要がある。さらに、前回値もクリティカルバリューだった場合や、透析患者など特定の臨床状況における報告の要否や判断基準についても、個々の技師の判断に任せず、あらかじめ院内で基準を共有しておくことが重要である。 実際、全国調査では、前回値と同程度なら報告しない施設が67%を占めた一方、前回値との比較期間や差について「特に決まりがない」とした施設も57%に上った 6) 。連絡過剰を避ける工夫は必要だが、判断基準が曖昧なまま報告を省略すれば、必要な情報が診療側に届かないおそれがある。 報告のタイミングにも課題がある。「第一報としてすぐに報告する」施設は22%にとどまり、「再検査して値が確定してから報告する」が69%を占めていた 6, 7) 。これに対し、提言書では緊急報告を重視し、原則として再検査前の「初回値」を報告することが望ましいとしている 2) 。測定異常が疑われる場合などには再検査が必要だが、臨床検査技師には検体性状、測定状況、過去データ(デルタチェック)などから結果の妥当性を迅速に評価する力が求められる。 2.「伝えた後」までを管理する 今後は「伝えた後」の管理がより重要になる。 全国調査では、報告履歴はほぼすべての施設で保存されていたものの、記録方法は紙媒体が59%を占めた 6) 。また、電話報告後にカルテ記載をしていない施設は49%、臨床検査部門が報告後の臨床対応を「いつも確認」している施設は23%、「事例によって確認」は50%であった 6) 。情報が確実に受領され、その後の診療行動につながったことまで確認する仕組みには、なお改善の余地がある。 その解決策の一つがDXである。2025年、日本臨床検査医学会と日本臨床衛生検査技師会は「パニック値報告の視認性向上に関する要望書」を公表し、通常の異常値とは異なる強調表示、自動ポップアップやメッセージ送信、LISと電子カルテ間の表示連携などを求めた 8) 。電子カルテや院内モバイル端末への自動通知と受領確認を組み合わせれば、伝達漏れを防ぎながら負担軽減につながる可能性がある。重要なのは、院内マニュアルの整備後、「異常値の発生&判定確認―第一報―受領&エスカレーション―臨床対応―記録&振り返り」を切れ目なくつなぐ仕組みを設計することである( 図 )。 図 クリティカルバリュー(パニック値)運用フロー 〔各提言などを参考に作図〕 クリティカルバリュー対応を支える検査室の役割 患者と医療従事者の双方を守るには、自施設の運用ルールを継続的に見直し、対象項目・閾値、第一報のタイミング、連絡先、前回値の扱い、記録方法などを検査部門と診療側で共有する必要がある。 そのうえで、臨床検査技師には、診療科、医療安全管理部門、医療情報部門などと協働し、安全で効率的な運用設計に関与する役割が期待される。報告到達率や報告TAT、未達・再連絡件数、報告後の臨床対応状況などを継続的に評価し、QI(quality improvement)につなげることも重要である。 「パニック値」から「クリティカルバリュー」へ。変わるのは呼称だけではない。単なる異常値の連絡から、確実な伝達と臨床対応までを支える医療安全の仕組みへと、運用そのものが変わろうとしている。 引用文献 1)Lundberg GD:When to panic over abnormal values. Med Lab Obs, 4:47-54, 1972 2)日本臨床検査医学会:臨床検査「パニック値」運用に関する提言書(2024年改定版).2024 3)厚生労働省「特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて」(令和8年3月5日保医発0305第8号) 4)松尾汎,他:超音波検査の「パニック所見:緊急に対応すべき異常所見」:総論.超音波医学,53:95-107,2026 5)日本医療安全調査機構:医療事故の再発防止に向けた提言第20号;血液検査パニック値に係る死亡事例の分析.2024 6)楠木啓史,他;日本臨床検査医学会チーム医療委員会:病院におけるクリティカルバリューの運用実態;全国アンケート調査.日本臨床検査医学会誌,73:877-888,2025 7)楠木啓史,他:パニック値に関する現状と課題;全国調査(病院)からみた検討.日本臨床検査医学会誌,73:895-898,2025 8)日本臨床検査医学会,他:パニック値報告の視認性向上に関する要望書.2025

地域特性から考える「明日の検査室」 #19 千葉県
千葉県の環境変化と香取海匝医療圏 臨床検査技師からの提言
医療機関の臨床検査室の運営では、それぞれのエリアでの人口推移や医療ニーズの変化、医療従事者数の変動といった、地域特性を踏まえた戦略が重要になります。 地域特性から考える「明日の検査室」は、日本臨床衛生検査技師会の医療技術部門管理資格認定・医療管理者資格認定を取得した演者が、所属する施設の地域特性をデータで示しながら、今後の検査室運営に必要な視点や備えを解説する企画です。 企画は、各地域の実情や課題に関するスライドを見ながら、音声で聞いて学べる動画シリーズとしました。目で見て、耳で聞いて、皆さんが将来の検査室運営、戦略を考える際の参考になればと思っております。(MTJ編集部) 日本臨床衛生検査技師会「医療技術部門管理資格認定、医療管理者資格認定」 日本臨床衛生検査技師会が、病院の医療技術部門の責任者やリーダーとしての資質を備えた人材を認定する「医療技術部門管理資格認定」と、その上位資格として、病院や施設の副院長や事務長などを担える人材を認定する「医療管理資格認定」制度を設けている。詳細は こちら 。

知りたい!取りたい! 資格・認定 [第12回]
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
日本糖尿病療養指導士認定機構は、糖尿病療養指導に関する豊富な知識と経験を持ち、療養指導チームの一員として質を保証された療養指導ができるメディカルスタッフを「日本糖尿病療養指導士(CDEJ)」として認定している。対象は、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士。2001年に第1回認定試験を実施し、2026年度は第27回となる。 受験には、対象となる医療職の資格のほか、一定の条件を満たす医療施設に勤務し、過去10年以内に通算2年以上かつ1000時間以上、糖尿病患者の療養指導業務に従事していることなどが必要。受験者自身が療養指導した症例が10例以上あること、同機構が実施する受験者用講習(eラーニング)の修了なども求められる。 試験は、客観試験(CBT方式)と「糖尿病療養指導自験例の記録(10例)」の総合評価。資格の更新は5年ごと。 表:日本糖尿病療養指導士認定試験 受験者数と合格率 ■ 日程(2026年度、第27回) 受験者用講習(eラーニング)の申込期間は2026年6月1日~9月30日、受講期間は同年10月1日~11月25日。CBT試験は2027年1月28日~2月28日の期間中、任意の1日と会場を選択して受験する。結果は2027年4月中旬までに受験者全員に郵送で通知する。 ■ 費用 受験者用講習受講料3万3000円、受験料2万2000円。 教えて! 日本糖尿病療養指導士(CDEJ) (回答) 日本糖尿病療養指導士認定機構広報委員(東京都済生会中央病院臨床検査科) 近藤 裕子氏 ―認定制度の特徴を教えてください。 糖尿病療養指導は、患者さんに対して多職種のチームで取り組むものです。そのため、臨床検査だけではなく、糖尿病全般について幅広く学ぶ必要があります。医師の指示に基づき看護師や管理栄養士など他の職種と連携し、患者さん一人ひとりに対応しますので、実務では知識だけでなく、コミュニケーション力なども重要です。 CDEJは臨床検査技師だけでなく、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士が取得できる資格です。同じ資格を持つ他職種との横のつながりが生まれる点も特徴だと思います。 ―資格取得者には、どのような活躍が期待されていますか。 臨床検査技師は、日々たくさんの検査データを扱っており、データ解析は他の職種より得意としています。糖尿病に関連する検査値の変化を時系列で捉え、それを根拠として患者さんに説明できることが強みです。臨床検査と糖尿病療養指導の両方の知識や経験を備えることで、患者さんへの療養支援や多職種との連携など、さまざまな場面で力を発揮できると思います。 近年は持続グルコースモニタリング(CGM)も普及しており、タスクシフト/シェア推進の一環で、臨床検査技師が装置の装着やデータ解析などの役割を担うようになっています。このほか、施設内で開催する糖尿病教室などで、検査について説明する機会もあります。 糖尿病は、病院やクリニックに通院しながら療養を続けている患者さんが多くいます。採血や生理検査などで患者さんと接する中で、食事や治療について質問されたり、悩みを打ち明けられたりすることもあります。CDEJであれば、そうした質問や相談を受け止めて対応し、内容によっては他の専門職につなげることもできると思います。 ―CDEJに関心がある学生や若手にメッセージをお願いします。 まずは臨床検査技師として、検査全般の基礎をしっかり身に付けてほしいと思います。それが将来、どの専門分野に進むとしても下地になります。 臨床検査技師の働き方も変化しており、検査室の中だけではなく、多職種と連携しながら患者さんに直接関わる機会が増えています。今後は在宅医療のニーズも増えることが予想されています。糖尿病を持つ患者さんの生活の場を知ることで療養指導に生かせることが多くあると思います。 「患者さんと直接話すのが楽しい」「患者さんのために何かできるようになりたい」と感じる人には、ぜひ、CDEJを選択肢の一つとして考えてほしいです。 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)の詳細はこちら

























































