業界ニューストレンド
入院男児死亡事故で謝罪
神奈川・藤沢市民病院和解
神奈川県の藤沢市民病院で2020年、緊急入院した新井風太・ちゃん=当時(2)=が死亡したのは異変が放置される医療ミスがあったためだとし、両親が病院設置者の市に計約8800万円の損害賠償を求めた訴訟は、2日に和解が成立した。対応の遅れがあったなどとして謝罪し、病院側が和解金300万円を支払う内容。死亡との因果関係は認めなかった。
訴状によると、風太ちゃんは20年9月2日、発熱してけいれんを起こし、救急搬送された。3日朝に容体が急変し、5日に死亡。異変が検知されると警告音が鳴るPHSを担当看護師が院内のルールに反して携帯していなかったため、低酸素や無酸素状態が続き死亡に至ったと主張。病院側はPHSの不携帯は認め、死亡との因果関係の有無が争点だった。
和解条項は、病院側の適切な対応が遅れ、管理体制に不十分な点があったとし、再発防止策の作成が盛り込まれた。
両親は横浜市内で記者会見し「病院には、風太の死を重く受け止めてほしい」と話した。病院側から具体的な再発防止策が明らかにされなかったとし「同様の事態が二度と起きないようシステムの見直しと改善を求めたい」と述べた。
病院側は「詳細については差し控える」としている。
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