インフルエンザ増加続く、ヘルパンギーナも
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第37週(2026.9.7 - 9.13)

2026年第37週の全国的なトレンド
2026年第37週(9月7~13日)の急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は55.87(報告数20万8242例)で、前週から増加しました。前週を上回った都道府県は45都道府県でした。
疾患別では、インフルエンザの定点当たり報告数は5.54(報告数2万697例)で、12週連続で増加しました。IDWRによると、第26週以降増加が続いており、過去5年間の同時期の平均と比べてやや多い水準です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2.44(9122例)で、4週連続で増加しました。
入院サーベイランスでは、インフルエンザの新規入院患者数は478例で、前週から194例増加しました。年齢群別では0~9歳が161例と最も多く、80歳以上が124例、10~59歳が86例と続きます。一方、COVID-19の新規入院患者数は273例で、前週から13例減少しました。
小児科定点では、RSウイルス感染症が1.12で3週連続、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が1.46で4週連続、ヘルパンギーナが1.00で3週連続の増加となりました。一方、咽頭結膜熱は0.24で前週から減少しました。感染性胃腸炎は3.80、水痘は0.16、手足口病は1.45でした。 また、エムポックスは、クレード1bが4例報告されました。
都道府県別の発生動向
ARIの定点当たり報告数は、埼玉県(88.05)が最も多く、群馬県(84.18)、神奈川県(75.67)と続きます。47都道府県のうち45都道府県で前週を上回っています。
インフルエンザは、沖縄県(16.61)、茨城県(9.85)、東京都(9.53)で多く、沖縄県では10を上回っています。COVID-19は長野県(5.96)、栃木県(5.45)、埼玉県(5.00)が上位です。
小児科定点では、RSウイルス感染症は和歌山県(2.81)、島根県と福岡県(2.36)が多く、ヘルパンギーナは群馬県(5.16)、三重県(2.14)、神奈川県(1.87)で多く報告されています。
| 主要感染症 | 定点当たり報告数 | 前週からの増減 |
| インフルエンザ |
5.54 | ↑ |
| COVID-19 |
2.44 | ↑ |
| 感染性胃腸炎 |
3.80 | ↓ |
| A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
1.46 | ↑ |
| RSウイルス感染症 | 1.12 | ↑ |
| 咽頭結膜熱 | 0.24 | ↓ |
| 水痘 | 0.16 | ↓ |
| 手足口病 | 1.45 | ↓ |
| ヘルパンギーナ | 1.00 | ↑ |
| マイコプラズマ肺炎 | 0.44 | ↑ |
〔IDWR感染症週報 第37号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第37週を参考に作成〕
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