後天性免疫不全症候群

こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん

(Acquired Immunodeficiency Syndrome : AIDS)
ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus : HIV)を病原体とする感染症により免疫不全が生じ、日和見感染症や悪性腫瘍等を合併した状態。主な感染経路は性的接触、血液感染、母子感染であり、精液や膣分泌液・血液・母乳等に存在するウイルスが粘膜や傷口等から侵入することで感染する。感染後2から4週間程度で発熱や咽頭痛、皮疹、リンパ節腫脹といった急性期症状が出現する。適切な治療が施されない場合、末梢血CD4陽性リンパ球数が徐々に減少し、数年から十数年程度の慢性感染期を経て、日和見感染症や悪性腫瘍等を合併し、AIDS発症期に至る。HIVが感染している状態で、23種類のエイズ指標疾患のいずれかを合併した場合に、AIDSと診断される。「エイズAIDS)」と称される。感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における、五類感染症の全数把握対象疾患とされている。

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