業界ニューストレンド
ドライアイス使用に警鐘 徳島大の学生死亡1カ月
業界団体、使用時の換気徹底を
徳島大大学院の低温培養室で特別研究学生が死亡しているのが見つかってから20日で1カ月となった。遺体発見2日前に31キロのドライアイスが室内に搬入されていたことが判明、県警は二酸化炭素(CO2)が滞留していた可能性もあるとみて慎重に調べている。ドライアイスによる死亡事故は過去に何度も発生。業界団体は使用時の換気徹底など注意を呼びかける。
国内のドライアイス製造業者7社でつくる「ドライアイスメーカー会」によると、ドライアイスは、CO2を固体にしたもの。空気中で昇華し気体になる。0度で元の体積の750倍になり、空気より重いため下にたまる性質を持つ。
徳島大は死亡から8日後の10月28日に記者会見。培養室で同19日に停電があり、死亡した学生が所属するのとは別の研究室の判断でドライアイス31キロが搬入されていたと明らかにした。遺体発見時には全て気化し、培養室は扉が閉められた密室状態だった。張り紙もなく、搬入は周知されていなかった。一度に気化した場合、CO2の滞留は培養室の容積の50%を超えると説明。大学は原因に言及しないまま、停電時の使用禁止を決めた。
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