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東大病院医師の准教授逮捕、寄付金名目で収賄疑い 機器使用便宜か
警視庁

2025.11.21 04:45 会員限定記事を示すアイコン

医療機器を優先的に使う便宜を図った見返りに、奨学寄付金名目で業者から賄賂を受け取ったとして、警視庁捜査2課は19日、収賄容疑で、東大病院(東京都文京区)医師で医学部准教授松原全宏・容疑者(53)を逮捕した。同課によると、松原容疑者は2020年3月~23年1月に約100万円を受け取り、一部を私的に流用したとみられる。

贈賄容疑で、医療機器メーカー「日本エム・ディ・エム」(新宿区)の元東京第二営業所長鈴木崇之・容疑者(41)も逮捕した。

松原容疑者の逮捕容疑は21年9月と23年1月、同社製品を優先的に使う見返りに、奨学寄付金として東大病院の専用口座に現金計80万円を振り込ませ、うち約70万円を受け取った疑い。鈴木容疑者は23年1月に40万円を振り込み、三十数万円を受け取らせた疑い。同課は2人の認否を明らかにしていない。

松原容疑者は整形外科の「外傷診チーフ」として、手術で使う医療機器の選定に関わる立場にあった。東大病院では、医師個人の研究支援として企業や個人から奨学寄付金を募集。審査を経て送金された後、経費を除いた約85%が医師に配分される制度だった。松原容疑者はパソコンなど電化製品20点以上の購入に充てていたとみられる。

同課は、鈴木容疑者の部下で元社員の30代男性も、23年1月の贈賄容疑について任意で調べている。

同社を巡っては今年6~7月、長野県の佐久市立国保浅間総合病院の男性医師2人に現金を渡したとする贈賄容疑で別の元社員ら3人が警視庁に書類送検され、同罪で在宅起訴された。この事件の捜査で発覚したという。

国立大病院の医師は収賄罪の適用対象となる「みなし公務員」に当たる。

 

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