業界ニューストレンド
印で「ニパウイルス」感染確認 高致死率
検疫強化対応も
インド保健当局は29日までに、東部の西ベンガル州で昨年12月以降、致死率が高い「ニパウイルス」の感染例を2件確認したと発表した。人から人へ感染するウイルスで、タイや香港、シンガポールなどの空港では感染拡大防止のため検疫を強化した。
ニパウイルスの致死率は、世界保健機関(WHO)の推定では40~75%に上る。日本の国立健康危機管理研究機構によると、オオコウモリやブタなどが感染源。感染すると発熱や頭痛、嘔吐といった症状が出て、重症化すれば急性脳炎を引き起こす恐れがある。日本国内では感染例は確認されていない。
インド保健当局が感染者と接触した196人を特定して検査したところ、いずれも陰性だった。2件以外に感染は確認されておらず、迅速に封じ込めたと説明した。
ロイター通信によると、タイ保健省はニパウイルス感染症発生地域からの到着便の駐機エリアを指定し、乗客に入国審査前の健康申告書提出を求めた。シンガポール当局は同地域からの到着便を対象に空港で体温検査を実施すると発表した。
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