業界ニューストレンド

大学病院、患者主体で予約 地域医負担減
阪大歯学部

2026.02.09 04:30 会員限定記事を示すアイコン

大阪大歯学部病院(大阪府吹田市)は3日、かかりつけ医を通すことが多い大学病院での診療予約を、患者自身が行えるシステムを導入したと発表した。デジタルトランスフォーメーション(DX)でスムーズな医療アクセスと地域医の負担軽減を目指す。地域の約220の診療所が参加、これだけの規模での実施は全国的にも珍しいとしている。

阪大歯学部病院では、受診には診療所からの紹介が望ましいとしている。ただ従来は、紹介状の準備に加え、大学病院側と患者の日程調整まで診療所が行うことが多く、電話や書類でのやりとりが現場の負担となっていた。

今回、大阪府北部の7市2町の診療所と連携。阪大独自のアプリを使ってシステムを整備し、各診療所は専用のIDで予約システムにログインできる。従来通り診療所側が予約を取ることもできるが、システムから患者にショートメッセージでフォームを送り、自身で予約できる仕組みも設けた。

また阪大は、予約システムと併せて、エックス線画像を人工知能(AI)が解析し、親知らずの抜歯手術の難易度を歯科医に助言するサービスも導入した。山城隆・病院長は「連携することで医療の質そのものを上げることを目指す。歯科医療のみならず今後の医療DXの一つのモデルになれば」と意気込んだ。

 

 

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