JLAC11、正しく採番できたのは6割
学会評議員の施設調査

帝京大学客員教授の古川泰司氏は8月30日の日本臨床検査医学会学術集会の特別シンポジウムで、同学会評議員を対象に実施したJLAC11採番のアンケート調査結果を報告した。AST、HCV、尿蛋白の3項目について調べたところ、採番を誤っている例が散見されたと説明し、学会として周知活動が必要との認識を示した。
調査は2025年2~3月、同学会評議員178人の施設を対象にウェブサイトのアンケートフォームで実施した。対象3項目について、各施設で運用している実際の検査に基づき、(1)体外診断用医薬品(試薬)の薬事承認番号(2)試薬名称(3)検査材料(4)結果報告の単位と、各施設で適切と考えているJLAC11のコードの回答を求めた。
回答数は26施設(回答率14.6%)で、このうち大学病院が21、ISO15189認定施設が24だった。また、回答者の所属は全て臨床検査部門だった。
調査結果によると、JLAC11のコード17桁を正しく採番できていた施設はASTが18施設、HCVが13施設、尿蛋白が15施設で、正答の施設が5割~6割弱にとどまった。試薬特異的に設定されている測定法コード(3桁)や、結果報告単位コード(2桁)を誤っている例が見られたほか、何らかの理由で採番を断念して「不可」と回答した施設もあった。
古川氏は、今回の調査結果に対して「JLAC11コードの認知度がまだまだ低いというのが正直な実感」と述べた。また、JLAC11が厚生労働省の標準コードに決まったことに触れ、調査実施時期よりもJLAC11の認知度が高まっていることに期待を示した。
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