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HLAクロスマッチを省略へ 医学的に不要な場合/全臓器統一の運用に

厚生労働省は7月30日の臓器移植委員会で、ドナーとレシピエントの組織適合性検査の一つであるフィジカル・クロスマッチ(PXM)について、医学的に不要とされる場合は省略すると報告した。全臓器統一の運用とし、今後レシピエント選択基準を改訂する。日本移植学会などが予定する運用方針の作成後に、運用を開始する。
厚労省によると、組織適合性検査では、HLAタイピング(HLA抗原検査)、抗HLA抗体検査(ドナー特異的抗体検査)、クロスマッチ検査(HLA抗原抗体反応)の3つが行われる。国内でのクロスマッチ検査は、実際に試薬等を用いて反応させるPXMが行われている。現在のレシピエント選択基準では、臓器斡旋を開始する時点でPXMがほぼ全例で必要となっている。
抗HLA抗体検査の精度の向上などにより、ドナー特異的抗HLA抗体(DSA)の有無が推定できることなどからPXMの運用を変更する。関連学会の理事長らが集まる5月の会議で変更の方向性を確認した。
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