業界ニューストレンド

子ども血液検査毎年実施へ 大人前倒し
岡山県吉備中央町、有機フッ素化合物巡り

2025.11.10 04:45 会員限定記事を示すアイコン

一部物質で発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、全国初となる公費での血液検査を実施した岡山県吉備中央町が、2~18歳未満の希望者に対し年1回の検査を行う方針を固めたことが7日、町への取材で分かった。PFASが検出された浄水場の水を飲んだ人を対象とし、早ければ年明けから取りかかる。

これまでは次回検査について、初回から5年後としていた。18歳以上への検査についても前倒しする方針を決め、2回目を2027年度、2回目を30年度とする方向で検討している。

町保健課によると、次回の検査時期について前倒しを求める声が住民から多数寄せられていた。また18歳以上は、就業先や町の実施で血液検査を含む健康診断を毎年受けられるのに対し、2~18歳未満の子どもにはそうした機会がなかったため、町として提供する方針を決めた。

町は4日、PFASによる健康不安解消の対策を住民と話し合う連絡協議会を非公開で開催。会合の場で今後の検査方針を提示し、住民側も賛同したという。

子どもを対象とする毎年検査の継続期間は決めていないが、当面の間実施する予定。町は「不安が少しでも軽減されるよう、住民の声を聞きながらこれからも支援していきたい」とした。

町では一部浄水場から高濃度でPFASを検出。公費による血液検査を24年11月~25年3月に実施し、希望した計810人が検査を受けた。

 

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