業界ニューストレンド
患者の神経切断認める 兵庫の元執刀医初公判
赤穂市民病院
兵庫県赤穂市の赤穂市民病院で2020年、女性患者の手術中に脊髄神経をドリルで誤って切断し後遺障害を負わせたとして業務上過失傷害罪に問われた元執刀医松井宏樹・被告(47)は9日、神戸地裁姫路支部(佐藤洋幸・裁判長)で開かれた初公判で起訴内容を「基本的に認める」と述べた。
検察側は冒頭陳述で、止血が不十分で手術部位を目視するのが難しい状況のままドリルを扱ったと指摘。証拠調べでは女性が後遺障害に関し「夜中に急に激痛がある。怖くて眠れない。悔しい」と話す動画を流した。
弁護側は被告の責任は否定しないとした上で、手術に立ち会った指導医にも責任があると主張。労働時間の長さや疲労による影響を指摘した。
被告は19年に病院に採用され、約半年間に関わった手術で8件の医療事故が起きていたことが判明している。
起訴状などによると20年1月、女性の腰椎を削る手術でドリルを操作し硬膜を損傷し脊髄神経を巻き込んで切断したとしている。女性は下半身に重いまひが残り、ぼうこう直腸障害も負った。
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