組織ポリペプチド抗原

そしきぽりぺぷちどこうげん

(Tissue Polypeptide Antigen : TPA)
各種の悪性腫瘍の細胞膜や細胞質内小胞体に存在する、サイトケラチンの複合体である単鎖ポリペプチド。腫瘍の原発臓器や組織型とは無関係に、消化器癌、前立腺癌、乳癌、肺癌、膀胱癌等の増殖活性に相関して、癌周囲組織や血中で増加するため、腫瘍マーカーとなる。血清中のTPAは悪性腫瘍で高値を示し、経時的推移が病態を反映している場合が多いため、診断補助、治療効果の判定、再発・転移のモニタリング、予後推察等の指標として用いられる。尿中のTPA値は、膀胱癌等の尿路上皮癌の診断補助、治療効果の推測、経過観察等に用いられる。

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