検査技師派遣、検査薬供給で災害協定
高知技師会、県・卸連と三者協定

高知県臨床検査技師会は昨年12月23日付で、高知県と日本臨床検査薬卸連合会・中国四国臨床検査薬卸連合会との間で、大規模災害発生に備えた協定を締結した。災害時の臨床検査技師の派遣や検査薬等の供給に関わる事項を定めた。
派遣された臨床検査技師は、▽被災医療機関等での診療支援▽避難所や車での生活者へのDVT(深部静脈血栓症)検査▽その他、県より依頼を受けて対応可能と判断した事項―の活動を行う。一方、中四国検査薬卸連は、臨床検査薬と、臨床検査に必要とされる資器材などの供給、輸送を担うことを規定。中四国検査薬卸連が手配する物資に限らず、国の支援策として送付される検査キットなどについても、可能な範囲で県内輸送に対応することを盛り込んだ。
協定書では、支援活動を円滑に行うための情報交換や訓練の必要性と、臨床検査技師の移動手段、支援活動に伴う費用弁済、損害補償などの考え方も整理した。
協定式で濵田省司・高知県知事は、「災害時のサポート体制を組ませていただいたことは大変ありがたく、常日頃から顔の見える関係をつくっていきたい。南海トラフ地震などに備え、協定が実効性のある形で機能するように進めたい」と呼びかけた。
高臨技の弘内岳会長も、「協定を締結することはできたが、ここからが本当のスタートであり、実際の災害時にどこまで活動できるか、まだ不透明な部分もある。詳細な運用をしっかり検討していきたい」と述べた。
協定締結式には中四国検査薬卸連の木村洋介会長、高臨技の徳弘慎治副会長らも参加した。
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