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生化学事業開始で来期は成長基調へ 日本電子からの事業承継弾みに
シスメックス

2025.11.17 05:15 会員限定記事を示すアイコン

シスメックスは、日本電子から承継する生化学検査事業の開始などを視野に、2027年3月期に大幅な増収増益を目指す。事業承継は検査需要が拡大する新興国戦略の一環でもあり、検査室全体をトータルで提供できる体制を構築する。中国事業悪化の影響で2026年3月期の通期業績予想は下方修正し、営業利益は大幅減益となる見通しだ。

11月6日の決算説明会で浅野薫社長が説明した。生化学検査事業承継(2026年4月を予定)の狙いについては、微量測定が可能な日本電子製品の技術や日本市場でのトップシェアと、グローバル展開するシスメックスの強みを融合し、当面は日本、新興国、中国で事業を拡大する。さらに、「主要な検査を網羅することで、データを使った展開ができる」と述べ、AI活用を含めたサービス提供も視野に入れる。

生化学分野の市場については「成熟市場と思われているが、安定的に成長している」との認識を表明。機器は量産効果などで原価低減を図る一方、新興国向けのコンパクト装置などの開発を進める。試薬はパートナーシップの発展(OEM化含む)などによりシスメックスブランドで提供できる体制を整えるほか、精度管理サービスの海外展開を狙う。

 

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