業界ニューストレンド
ALS患者死亡事故で和解 4200万円賠償、鹿児島
みらいリハビリテーション病院
鹿児島市の病院で2019年、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者=当時(67)=が死亡したのは、看護師によるたん吸引で人工呼吸器が外れたことなどが原因だったとして、遺族が損害賠償を求めた訴訟は3日、鹿児島地裁で和解が成立した。病院側が過失を認め、賠償金4200万円を支払う。
病院は「みらいリハビリテーション病院」(旧田上記念病院)。和解条項によると、看護師が意図的にコネクターとチューブを緩く接続し、接続状態を確認しなかった過失や、直前に同様の事故が発生していたのに原因究明や注意喚起を怠った過失を病院側が謝罪した。
死亡した山内ミヨ子さんの長男広太郎さん(48)は鹿児島市で記者会見し「真摯に受け止めてほしい」と語った。病院は取材に「厳粛に受け止め、誠実に履行する」とコメントした。
看護師は24年4月、過失により女性を呼吸困難に陥らせ、低酸素脳症による多臓器不全で死亡させたとして、業務上過失致死罪で罰金50万円の略式命令を受けた。遺族側は24年5月に約4600万円を求めて提訴。地裁が昨年12月に和解勧告していた。
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