手足口病が2週連続増加、麻しんは累計511例に
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第21週(2026.5.18- 5.24)

2026年第21週の全国的なトレンド
2026年第21週(5月18~24日)は、小児科定点報告疾患で複数の増加がみられました。手足口病の定点当たり報告数は0.98となり、2週連続で増加しました。RSウイルス感染症(0.30)、咽頭結膜熱(0.46)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(3.07)、感染性胃腸炎(5.27)、ヘルパンギーナ(0.20)もいずれも2週連続で増加しています。一方、水痘(0.39)と伝染性紅斑(0.08)は減少しました。
急性呼吸器感染症では、インフルエンザの定点当たり報告数は0.09で、第7週以降減少が続いています。新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数も0.36で減少しています。
麻しんは11例(検査診断例8例、修飾麻しん3例)報告され、累積報告数は511例となっています。腸管出血性大腸菌感染症は49例、日本紅斑熱は18例、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は12例の報告がありました。
都道府県別の発生動向
手足口病の定点当たり報告数は宮崎県(8.53)、鹿児島県(8.45)、佐賀県(4.92)と九州地方で高くなっています。ヘルパンギーナも宮崎県(1.33)、鹿児島県(1.32)、佐賀県(1.00)が上位となっています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は愛媛県(6.71)、鳥取県(6.58)、佐賀県(6.17)で高い報告数となっています。感染性胃腸炎は岐阜県(11.04)、石川県(9.39)、奈良県(8.88)が上位です。
RSウイルス感染症は沖縄県(1.46)、鹿児島県(0.94)、福井県(0.92)、咽頭結膜熱は京都府(1.13)、鹿児島県(1.00)、愛媛県(0.90)が上位です。
麻しん11例は、東京都が3例、愛知県2例、大阪府1例、国内・国外不明5例となっています。
| 主要感染症 | 定点当たり報告数 | 前週からの増減 |
| 手足口病 | 0.98 | ↑ |
| RSウイルス感染症 | 0.30 | ↑ |
| 咽頭結膜熱 | 0.46 | ↑ |
| A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 3.07 | ↑ |
| 感染性胃腸炎 | 5.27 | ↑ |
| ヘルパンギーナ | 0.20 | ↑ |
〔IDWR感染症週報 第21号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第21週を参考に作成〕
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