インフルエンザ、第26週以降増加続く
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第33週(2026.8.10 - 8.16)

2026年第33週の全国的なトレンド
2026年第33週(8月10~16日)の急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は29.80(報告数10万3658例)で、前週から減少しました。前週を上回った都道府県は1県でした。
インフルエンザの定点当たり報告数は0.69で、第26週以降増加が続いています。一方、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は1.12で前週から減少しました。入院サーベイランスでは、インフルエンザの新規入院患者数は120例で前週から42例増加、COVID-19は287例で47例増加しました。
小児科定点では、RSウイルス感染症は0.51で前週から減少しました。咽頭結膜熱は0.18、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は0.82で、いずれも2週連続で減少しています。感染性胃腸炎は2.11で前週から減少しました。水痘は0.18で第29週以降、手足口病は2.40で第30週以降、それぞれ減少が続いています。ヘルパンギーナは0.69で2週連続の減少となりました。
基幹定点では、マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は0.45で、2週連続で増加しました。
また、エムポックスは第33週に4例報告され、いずれもクレード1bです。
なお、第33週はお盆期間に当たり、IDWRでは年末年始やゴールデンウイークなどと同様に報告数が減少する傾向があり、解釈には注意が必要としています。
都道府県別の発生動向
都道府県別では、インフルエンザは沖縄県(2.89)、青森県(1.71)、埼玉県(1.70)、COVID-19は島根県(5.20)、鳥取県(2.79)、香川県(2.74)が上位です。
小児科定点では、RSウイルス感染症は沖縄県(2.58)、佐賀県(1.67)、鹿児島県(1.61)、手足口病は岩手県(6.93)、宮城県(6.68)、北海道(6.64)、ヘルパンギーナは群馬県(1.76)、三重県(1.68)、宮城県(1.58)が多くなっています。
マイコプラズマ肺炎は、岡山県(2.20)、群馬県(1.44)、香川県(1.40)が上位です。
| 主要感染症 | 定点当たり報告数 | 前週からの増減 |
| インフルエンザ |
0.69 | ↑ |
| COVID-19 |
1.12 | ↓ |
| 感染性胃腸炎 |
2.11 | ↓ |
| A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
0.82 | ↓ |
| RSウイルス感染症 | 0.51 | ↓ |
| 咽頭結膜熱 | 0.18 | ↓ |
| 水痘 | 0.18 | ↓ |
| 手足口病 | 2.40 | ↓ |
| ヘルパンギーナ | 0.69 | ↓ |
| マイコプラズマ肺炎 | 0.45 | ↑ |
〔IDWR感染症週報 第33号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第33週を参考に作成〕
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