キャリア・学び

知りたい!取りたい! 資格・認定 [第12回]
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)

2026.09.21 05:00 会員限定記事を示すアイコン

 

 

日本糖尿病療養指導士認定機構は、糖尿病療養指導に関する豊富な知識と経験を持ち、療養指導チームの一員として質を保証された療養指導ができるメディカルスタッフを「日本糖尿病療養指導士(CDEJ)」として認定している。対象は、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士。2001年に第1回認定試験を実施し、2026年度は第27回となる。

受験には、対象となる医療職の資格のほか、一定の条件を満たす医療施設に勤務し、過去10年以内に通算2年以上かつ1000時間以上、糖尿病患者の療養指導業務に従事していることなどが必要。受験者自身が療養指導した症例が10例以上あること、同機構が実施する受験者用講習(eラーニング)の修了なども求められる。

試験は、客観試験(CBT方式)と「糖尿病療養指導自験例の記録(10例)」の総合評価。資格の更新は5年ごと。

表:日本糖尿病療養指導士認定試験 受験者数と合格率
表:日本糖尿病療養指導士認定試験 受験者数と合格率


■ 日程(2026年度、第27回)

受験者用講習(eラーニング)の申込期間は2026年6月1日~9月30日、受講期間は同年10月1日~11月25日。CBT試験は2027年1月28日~2月28日の期間中、任意の1日と会場を選択して受験する。結果は2027年4月中旬までに受験者全員に郵送で通知する。

■ 費用
受験者用講習受講料3万3000円、受験料2万2000円。



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教えて! 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)

(回答) 日本糖尿病療養指導士認定機構広報委員(東京都済生会中央病院臨床検査科)
近藤 裕子氏


―認定制度の特徴を教えてください。

糖尿病療養指導は、患者さんに対して多職種のチームで取り組むものです。そのため、臨床検査だけではなく、糖尿病全般について幅広く学ぶ必要があります。医師の指示に基づき看護師や管理栄養士など他の職種と連携し、患者さん一人ひとりに対応しますので、実務では知識だけでなく、コミュニケーション力なども重要です。

CDEJは臨床検査技師だけでなく、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士が取得できる資格です。同じ資格を持つ他職種との横のつながりが生まれる点も特徴だと思います。


―資格取得者には、どのような活躍が期待されていますか。

臨床検査技師は、日々たくさんの検査データを扱っており、データ解析は他の職種より得意としています。糖尿病に関連する検査値の変化を時系列で捉え、それを根拠として患者さんに説明できることが強みです。臨床検査と糖尿病療養指導の両方の知識や経験を備えることで、患者さんへの療養支援や多職種との連携など、さまざまな場面で力を発揮できると思います。

近年は持続グルコースモニタリング(CGM)も普及しており、タスクシフト/シェア推進の一環で、臨床検査技師が装置の装着やデータ解析などの役割を担うようになっています。このほか、施設内で開催する糖尿病教室などで、検査について説明する機会もあります。

糖尿病は、病院やクリニックに通院しながら療養を続けている患者さんが多くいます。採血や生理検査などで患者さんと接する中で、食事や治療について質問されたり、悩みを打ち明けられたりすることもあります。CDEJであれば、そうした質問や相談を受け止めて対応し、内容によっては他の専門職につなげることもできると思います。


―CDEJに関心がある学生や若手にメッセージをお願いします。

まずは臨床検査技師として、検査全般の基礎をしっかり身に付けてほしいと思います。それが将来、どの専門分野に進むとしても下地になります。

臨床検査技師の働き方も変化しており、検査室の中だけではなく、多職種と連携しながら患者さんに直接関わる機会が増えています。今後は在宅医療のニーズも増えることが予想されています。糖尿病を持つ患者さんの生活の場を知ることで療養指導に生かせることが多くあると思います。

「患者さんと直接話すのが楽しい」「患者さんのために何かできるようになりたい」と感じる人には、ぜひ、CDEJを選択肢の一つとして考えてほしいです。

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)の詳細はこちら


 
 

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