キャリア・学び

知りたい!取りたい! 資格・認定 [第10回]
心血管インターベンション技師(ITE)

2026.07.29 06:00 会員限定記事を示すアイコン

 

 

日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)は、心血管インターベンション治療に関する専門知識と技術を有する臨床工学技士や臨床検査技師らを「心血管インターベンション技師(Intervention Technical Expert:ITE)」として認定している。ITE制度は2014年に始まり、2025年度の試験で第11回を数えた。

受験資格は、(1)臨床工学技士または臨床検査技師の免許取得後3年を経過(2)CVIT心血管カテーテル治療専門医・同認定医の下で5年間200例以上の心血管インターベンション治療補助経験を有すること(治療補助経験のうち100例以上は冠動脈形成術の補助経験が必要)(3)CVITメディカルスタッフ会員であること(4)CVIT主催のITE講習会(eラーニング)を申請前2年間に1回以上受講していること—など。認定の更新は5年ごと。

認定試験の合格率は過去11回平均で約94%。2026年6月現在の認定者数は1913人。

■ 日程
 年1回実施。

■ 費用
 受験料6000円、認定登録料2000円。


 
教えて! 心血管インターベンション技師(ITE)
 
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(回答)
CVITメディカルスタッフ役員会会長
平田 和也氏
(華岡青洲記念病院、臨床工学技士)

CVITメディカルスタッフ役員会副会長
頌人氏
(倉敷中央病院、臨床検査技師)


―認定制度の特徴を教えてください。

平田氏 ITEは、心血管インターベンションについて、取得前から取得後まで継続的に学ぶことを重視した認定制度です。受験資格として、eラーニングによる講習の受講が必須となっており、テキストに沿って基礎的な知識を体系的に学んでいただきます。

認定試験はテキストの範囲内から出題され、合格率は90%を超えています。受験者は20代後半から30代前半が中心で、比較的若い世代が多いのも特徴です。認定更新は5年ごとでスキルアップセミナーの受講(10講座)や、学術集会・学会などで所定の単位数(50単位)を取得することなどを求めています。

 

―認定取得者はどのような活躍ができますか。

白崎氏 心臓カテーテル室(心カテ室)では、医師や看護師、診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師などが連携して治療に当たります。臨床検査技師は、治療中に心電図の変化があれば、想定される患者さんの状態を医師に伝えます。血管内超音波でプラークの性状や血管径、病変の長さを評価し、起こり得る合併症や、適切なバルーン・ステントのサイズなどを医師に提案することもあります。

ITE取得を目指す過程で、心血管インターベンションに関する知識を体系的に身にけることができます。取得後も継続的な学習機会があるため、自信を持って意見を言えるようになると思います。

患者さんの心電図やバイタルサインが改善し、胸痛が和らぐ様子を目の当たりにする機会も多く、大きなやりがいを感じられる仕事です。


―ITEに関心がある臨床検査技師へのメッセージをお願いします。

平田氏 心カテ室内での心電図検査や急変時のエコー検査は、臨床検査技師ならではの専門性を発揮できる業務です。臨床検査技師の方には、もっと心カテ室に入ってきていただきたいと思っています。CVITでは、最新の治療や多職種連携などをテーマにしたWEBセミナーを開催しています。有料にはなりますが非会員でも受講できますので、学習手段の一つとしてご活用ください。

白崎氏 臨床検査学を学ぶ学生の中には、心カテ室の存在や業務内容を知らない人も少なくありません。臨床検査技師が活躍できる場の一つだと思いますので、まずは心カテ室を知ってもらいたいですね。循環器領域で専門性を高めたいと考えている臨床検査技師は、ぜひITE取得に挑戦していただきたいです。

※白崎氏の「崎」は「立つさき」

心血管インターベンション技師の詳細はこちら


 
 

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