11%が花粉食物アレルギー リンゴ、キウイ、パイン
国立成育医療研究センター
花粉に対するアレルギー症状を発症した後、植物性の食べ物を口にしてアレルギー症状を起こす「花粉食物アレルギー症候群(PFAS)」が、17歳の11%に見られたとする研究結果を、国立成育医療研究センターが発表した。
2003~05年に妊娠した母とその後に生まれた子を登録し、アンケートや診察、血液検査によってアレルギー性疾患などを調査している大規模な疫学研究の一環。今回は、その中から17歳の子458人の血清を検査。質問票でも調査して、併せて分析した。
その結果、全体の64%が過去1年間に鼻炎症状を経験。54%に花粉アレルギーがあり、11%がPFASを発症していた。研究チームはこれまでに、一般集団の13歳を対象とした調査でPFASの有病率が10%であることを報告している。
PFASだった人の原因食品として最も多かったのはリンゴで45%。次いでキウイが41%、パイナップルが39%の順だった。PFASと認められた人は43%の高い割合でアトピー性皮膚炎も経験していた。
PFASは、主に口内や喉のかゆみ、腫れなどが特徴的な症状で、まれに全身性の激しいアレルギー症状「アナフィラキシー」を起こす。花粉と食物に含まれるアレルギー物質が似ていることによる「交差反応」が原因で、花粉症が増えるとPFASも増えると考えられている。
花粉によるアレルギー性鼻炎は近年増加し、これまでの研究では、5歳で11%だった有病率が9歳で31%、13歳では69%と成長に従って増えることが報告されている。
続きを見るには会員登録
(無料)が必要です
会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。
MTJメールニュースの会員のみなさまへ
MTJメールニュースは、WEBサイト「MTJ ONE」にリニューアルいたしました。
お手数ですが、下記より再度、新規会員登録をお願いします。



