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心カテ室のタスクシフト、さらに制度整備を 「どこまでシフトかの明示を」
CVIT2025で合同シンポ

第33回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT2025学術集会)が7月17~19日、大阪市で開かれた。日本臨床衛生検査技師会、日本臨床工学技士会との合同シンポジウムが学会2日目にあり、心血管カテーテル室でメディカルスタッフが果たす役割について議論した。検査技師らによる清潔野業務が昨年6月の厚生労働省の事務連絡で明確化されたことを評価する一方で、さらなるタスクシフト・シェアが検討課題だとの認識で一致した。
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)は迅速な処置が求められるが、地方では循環器内科医の不足や働き方改革の影響で、医師だけでは緊急カテーテル治療に対応し切れないことが問題になりつつある。加えて、心カテ業務で検査技師や工学技士がどこまで関与するかは施設規模や現場判断で異なるとの報告もあり、より踏み込んだタスクシフト・シェアのため制度改善を望む現場の声もある。
CVITメディカルスタッフ委員会の山本義人副委員長(いわき市医療センター心血管治療センター)が医師の立場から現場の実態を報告。「地方のカテ室は少人数で仕切ってきたため、働き方改革の影響が大きい。医師だけで切り盛りするのはもはや不可能」と述べた。検査技師や工学技士へのタスクシフト・シェアが不可欠とし、「どの業務までシフト可能かを、ある程度明示してもらえるよう国に働きかけていく」との考えを示した。
2024年度の厚生労働科学研究でメディカルスタッフの業務実態や効果、安全性などを探る調査が行われていることも紹介された。昨年6月の厚労省の事務連絡の発出以降、医師業務が他職種に安全に移行されていることなどが確認されたという。研究班の報告書は近く公表される見通し。
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