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がん化学療法患者の血糖測定を徹底 医療事故再発防止で
千葉県がんセンター病院長が講演

千葉県がんセンター(千葉市)の加藤厚病院長は11月11日、日本医療安全調査機構のセミナーで講演し、同センターで起きた死亡事故の再発防止策の一つとして、がん患者に対する血糖測定の推進活動を紹介した。化学療法を予定する全患者の測定項目に血糖値が含まれていない場合、検査部から主治医にメールで連絡する。導入前は約6割だった血糖測定率は、開始6週目で99.6%に上昇した。
同センターでは2021年6月、ステロイド増量後にがん患者が糖尿病性ケトアシドーシスによる多臓器不全で死亡する医療事故が発生した(2024年12月公表)。外部委員を含めた院内医療事故調査委員会が再発防止策をまとめ、対策の一つとして、ステロイド使用・がん薬物療法中患者の定期的な血糖測定を義務化した。
調査報告書によると、がん治療中は治療薬や経管栄養などにより既存糖尿病の悪化や新規発症が見られる。
加藤氏は講演で、「臨床検査技師の協力を得て血糖値が測定項目にない場合は医師にフィードバックをして、必ず測定する改善活動を行い、6週間の間に大きな改善が認められた」と述べた。このほか、▽病院長直属の糖尿病チームの発足▽患者との共同意思決定(シェアード・ディシジョン・メーキング)の推進―などを講じたとした。
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