日当直業務について総合討論、多職種連携の重要性を共有
日臨技・北日本支部学会

日臨技北日本支部医学検査学会2日目のワークショップでは、血液ガス、心電図、輸血の3領域を対象に、日当直帯での対応や課題を議論する総合討論が行われた。限られた人員で判断を迫られる現場で、いかに不安と負担を軽減し、安全な検査体制を確保するかが主要なテーマとなった。
血液ガス検査では、新潟県立妙高病院の高橋政江氏がラクテート(乳酸)測定の重要性について言及。「乳酸の上昇は組織への酸素供給不足を示し、循環不全、ショック、大量出血など、緊急性の高い病態の存在を示唆する。乳酸アシドーシスを早期に察知するためにも、測定の意義を理解し、装置のトラブル対応なども事前に把握しておく必要がある」と訴えた。
心電図検査では、JA新潟厚生連長岡中央綜合病院の大矢佳奈氏が日当直に入るまでの教育体制について紹介。パニック値に遭遇したときの対応としては「一人で悩まず、医師や看護師とともに対応することが望ましい」と述べ、日頃から多職種とコミュニケーションを積み重ねておく意義を強調した。
輸血検査については、公立置賜総合病院の木村俊平氏が自動装置の有用性を説明。「検体をセットするだけで結果が得られ、不慣れな当直者の負担軽減につながる」と述べた。一方で、不要な問い合わせを減らしつつ安全性を保つためには、施設ごとの連絡基準や運用ルールの整備が欠かせないと指摘した。
討論の締めくくりでは、迷った時に一人で判断を抱え込まず、多職種と相談できる体制づくりが、日当直業務において重要との認識が共有された。
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