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病院経営に貢献できる技師の育成が必要
診療休止予定病院の検査技師が呼びかけ
日臨技近畿支部医学検査学会2日目の11月23日、2025年度末に診療休止を予定している近畿中央病院(兵庫県伊丹市)の臨床検査技師による一般演題の発表があった。臨床検査科の平松和大氏は、医療機関を取り巻く経営環境の悪化が見込まれ、今後も診療休止や閉院が増える可能性があると指摘。臨床検査技師が医療制度や経営・組織運営を学ぶ機会を設け、経営支援にも貢献できるようにすることが、職種としての価値や地位の向上につながると訴えた。
近畿中央病院は市立伊丹病院との統合により、2025年10月に新病院開院を予定していた。しかし移転予定地で深刻な土壌汚染が発覚し、追加工事が必要となったため、開院は2027年度後半へと延期になった。
こうした状況の中、運営主体の公立学校共済組合は2025年5月、同年度末で診療を休止すると発表した。背景には、コロナ禍以降の患者数減少による収益悪化、物価上昇に伴う赤字の拡大、老朽化した施設設備の更新負担などがあり、統合を待たずに診療休止に踏み切らざるを得なかったという。
平松氏は、組織管理や経営に関心を持つ臨床検査技師が少なく、学会での関連演題も限られている現状に触れ、「マネジメントや組織運営を学ぶ検査技師を育てる土壌が整っていない」と問題提起。病院経営が厳しさを増す中で、若手の段階から医療制度や経営、組織運営を学ぶ機会が必要だとし、経営支援にも参画できる人材の育成を呼びかけた。
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