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臨床試薬など診断分野はM&Aも視野
デンカ、経営計画見直しで

2025.11.24 05:15 会員限定記事を示すアイコン

デンカは、米子会社などに起因する事業不振の打開に向け、事業ごとに方向性を明確化する。半導体(生成AI関連)分野などの「ICT&エナジー」を成長ドライバーに据える一方、ライフイノベーション部門はヘルスケア分野でのアライアンスやM&Aも視野に収益性の強化を図る。11月10日の2025年度上期の決算説明会で、石田郁雄社長が経営計画「Mission2030」(2023~2030年度)の見直しの方向性を示した。同計画の見直し版は来年2月に発表する予定だ。

同社は経営計画のスタートから業績低迷に陥ったことで現在、計画を見直し中。2030年度に営業利益1000億円、自己資本利益率(ROE)15%などとしていた目標について、石田社長は「ありたい姿として堅持するが、達成がより現実的な時間軸へシフトし、後ろ倒しする」と表明。2026年度~2028年度は利益回復を最優先し、期間中に最高益更新(営業利益400億円超)とROE8%以上を目指すとした。

利益回復の施策の一つとして「注力分野の選択と集中」を進める。このうちライフイノベーション部門について「ヘルスケアは経済環境に左右されにくく、安定した成長が見込める領域だ」と表明。インフルエンザワクチンは「安定的に推移している」とした上で、特に臨床試薬などの診断分野では、アライアンスやM&Aも活用し「高い収益性を維持しつつ、さらなる成長も狙う」と述べた。

アライアンスなどが必要と考える根拠として、「診断薬の業界は小さい企業が多く、合従連衡しながらやっていかないと、これから戦っていけないのではないかと思っている」との認識を示した。

 

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