業界ニューストレンド

インフルエンザ2週連続増加、 ヘルパンギーナが高水準
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第41週(2026.10.5 - 10.11)

2026.10.26 05:00 会員限定記事を示すアイコン

2026年第41週の全国的なトレンド

2026年第41週(10月5~11日)の急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は69.78(報告数25万8961例)で、前週から増加しました。2週連続の増加となり、前週を上回った都道府県は46都道府県でした。

疾患別では、インフルエンザの定点当たり報告数は12.81(4万7746例)で、2週連続で増加しました。 過去5年間の同時期の平均と比べてやや多い水準です。定点当たり報告数が10を上回った都道府県は29都道府県に上ります。一方、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は1.44(5362例)で、前週から減少しました。

入院サーベイランスでは、インフルエンザの新規入院患者数は1123例で、前週から124例増加しました。COVID-19の新規入院患者数は241例で、前週から14例減少しました。

小児科定点では、RSウイルス感染症が1.42(3192例)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が1.42(3194例)で、いずれも2週連続で増加しました。ヘルパンギーナも1.30(2933例)で2週連続で増加し、過去5年間の同時期の平均と比べてかなり多い水準です。 一方、咽頭結膜熱は0.18(399例)で、前週から減少しました。

都道府県別の発生動向

インフルエンザは沖縄県(31.34)、神奈川県(21.60)、埼玉県(20.99)の順に多く、沖縄県では30を上回っています。COVID-19は埼玉県(2.85)、長野県(2.54)、神奈川県(2.29)が上位を占めています。

小児科定点では、RSウイルス感染症は福井県(3.48)、群馬県(3.32)、和歌山県(2.81)、ヘルパンギーナは群馬県(5.12)、静岡県(4.59)、茨城県(2.68)の順で高くなっています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は愛媛県(5.38)、茨城県(3.54)、北海道(3.10)で多く報告されています。

 

表 第41週における主要感染症の定点当たり報告数(全国)
主要感染症 定点当たり報告数 前週からの増減
インフルエンザ 12.81 ↑
COVID-19 1.44 ↓
感染性胃腸炎

3.22

↓
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.42 ↑
RSウイルス感染症 1.42 ↑
咽頭結膜熱
 0.18 ↓
水痘  0.16 ↓
手足口病
 0.92 ↑
ヘルパンギーナ
 1.30 ↑
マイコプラズマ肺炎
0.66 ↑

〔IDWR感染症週報 第41号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第41週を参考に作成〕

 

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