HI法

HIほう

(Hemagglutination Inhibition Test)
赤血球凝集抑制試験。インフルエンザウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、日本脳炎ウイルス等のウイルスは、赤血球と結合するタンパク質(HA:ヘムアグリチニン)を有しており、この性質を利用して抗体を測定する。これらのウイルスに感染した人は、ウイルスヘムアグリチニンに対する抗体(HI抗体)を持っている。抗体測定方法は、ウイルス抗原と血清を反応させた後、混合液に動物血球を加えると、抗体と反応せず残ったウイルス抗原は赤血球と反応し、赤血球が凝集する。赤血球の凝集を抑制する最大血清希釈倍数で抗体価を表示する。(感染症予防ワクチンの臨床試験ガイドライン)