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心電図検査の外部精度管理「継続が必要」
学会委員会、ISO15189施設へ実施検討

2025.10.24 06:30 会員限定記事を示すアイコン

調査結果を報告した古川氏
調査結果を報告した古川氏

 

全国30施設が参加し、心電図検査の外部精度管理調査の実施可能性を探った調査の結果がまとまり、10月5日、日本医療検査科学会第57回大会で報告があった。正常波形の自動測定値を比較したところ、施設間差や機器間差の存在が改めて分かり、外部精度管理調査を実施する必要があると結論付けた。同学会の生理検査委員会では調査を続ける計画で、ISO15189の生理検査分野の認定を受けた全施設の参加を目指す。

調査結果は、同委員会前委員長の古川泰司氏(帝京大学)が同日の技術セミナーで報告した。古川氏は、外部精度管理への参加はISO15189の認定を維持する要件だとし、今後も調査を続ける必要があると述べた。参加施設の費用負担については、調査に使用する心電図シミュレーターの郵送費用のみを負担してもらう構想を示した。

古川氏が中心となり、段階的に参加施設数を増やしながら2023年ごろから調査を行ってきた。同日報告があったのは、全国の大学病院などISO15189の認定30施設が参加した最終の結果。日本臨床検査医学会が発行する英文誌に論文投稿中。

調査では、参加施設を4つのグループに分けて心電図シミュレーターを巡回させ、各参加施設が普段の臨床使用と同じ条件で測定した。測定は1日3回、10日間以上とした。参加施設のうちデータの不備があった施設などを除く27施設・心電計131台のデータを集計した。

その結果、RR間隔やPR間隔、QT間隔などの7つの測定項目全てに施設間差や機器間差があることを確認。測定値に影響する因子を多変量解析で検討したところ、メーカーの違い、メーカーメンテナンスの有無、測定値のフィルター設定の3つが有意に影響することが明らかになった。特にフィルターについては、ドリフト、交流、筋電図の3つを設定した場合、SV1やRV5が、JIS規格の「±5%以内」を逸脱する場合もあるという結果となった。

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