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常用参照標準物質CRM-001、用手法の維持限界
JCCLSら 対策急ぐ必要

常用参照標準物質「CRM-001」の作製技術を、今後どのように維持していくのか。名古屋市で開かれた日本臨床化学会年次学術集会で11月7日、データ標準化の要となる標準物質を巡ってシンポジウムがあった。
CRM-001では、酵素活性を一定条件下で測定して認証値を決めるが、その際には用手法による測定が必要となる。登壇した日本臨床検査標準協議会(JCCLS)などの関係団体の代表は、用手法に用いる測定機器・用具、操作手技を民間だけで維持していくことの難しさを一致して指摘し、早急な対策の必要性を確認した。
CRM-001は1本で酵素7項目を網羅する標準物質。JCCLSが試薬メーカーや医療機関の協力を得て、1997年からほぼ5年ごとに新しいロットを作製し、1本当たり3万円弱で販売している。欧州の単項目標準物質に比べ、多項目で安価であることが特徴だ。現在販売されている第9ロットの製品は2028年2月に有効期限を迎えるため、供給を途切れさせないためには来年度にも次期ロットの作製を開始する必要がある。

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