健診項目見直しの議論が再開、心電図検査の継続など論点 新規要望3項目の扱いも
厚労省検討会

全ての労働者への実施が義務付けられている一般健康診断の検査項目について厚生労働省の検討会は11月19日、見直しの議論を再開した。開催は約1年ぶり。積み残しになっている新規追加項目の提案や現行項目の継続の是非について順次検討し、検査項目を見直すべきかどうかを決める。
積み残しになっているのは、新規追加の要望項目が▽眼底検査(要望=日本眼科医会)▽血清クレアチニン検査(日本腎臓学会)▽骨粗鬆症検査―の新規3項目。また、現在の実施項目では、▽心電図検査▽胸部X線検査▽喀痰検査―の3項目を今後も継続させるかどうかが論点で、関連学会は心電図検査や胸部X線検査を継続させるよう求めている。
検討会は19日と21日の2回にわたって各学会・団体から要望の内容をヒアリングし、それぞれの検査項目の追加や継続の是非について議論した。2回の議論を踏まえて厚労省が見直し案をまとめ、年内にも開く会合に提示する予定。
これまでの議論では他に、肝線維化指標である「Fib-4 Index」の活用も話題になっており、検討の対象となる見通し。
初回のヒアリングとなった19日の会合では、新規3項目の追加要望を議題にした。日本腎臓学会からは、特別委員会委員長の猪阪善隆氏(大阪大学)が参考人として出席し、血清クレアチニン検査の追加を求めた。
慢性腎臓病(CKD)のスクリーニングには、尿蛋白検査とともに血清クレアチニン検査が必要と訴え、健診後、高度な腎機能低下と診断されれば、長時間の残業や頻回の夜間勤務を避けるなどの就業上の措置を講じるよう提案した。
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