手足口病の流行続く、COVID-19も増加
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第28週(2026.7.6 - 7.12)

2026年第28週の全国的なトレンド
2026年第28週(7月6~12日)の急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は52.25(報告数19万4438例)で、前週から増加しました。前週を上回った都道府県は28都道府県でした。
急性呼吸器感染症定点から報告される主な疾患では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たり報告数は1.87で、第22週以降増加が続いています。インフルエンザは0.13で3週連続の増加となりました。また、新規入院患者数はインフルエンザが23例、COVID-19が160例で、いずれも前週より増加しています。
小児科定点では、RSウイルス感染症は0.43で2週連続の増加、咽頭結膜熱は0.40で3週連続の減少でした。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1.89、感染性胃腸炎は4.29で、ともに第25週以降減少が続いています。
一方、水痘は0.38で増加し、過去5年間の同時期平均と比較してやや多い状況です。手足口病は9.12となり、第20週以降増加が続くとともに、過去5年間の同時期平均と比較してやや多い状況です。ヘルパンギーナは2.29で第20週以降増加が続いています。基幹定点では、マイコプラズマ肺炎は0.26で2週連続の増加となりました。
また、エムポックスは第28週に2例が報告され、いずれもクレード1bでした。
都道府県別の発生動向
インフルエンザは沖縄県(0.61)、青森県(0.38)、埼玉県(0.31)、COVID-19は鹿児島県(11.54)、愛媛県(10.63)、大分県(10.36)で多く報告されています。
RSウイルス感染症は沖縄県(6.04)、佐賀県(1.92)、長崎県・鹿児島県(各1.90)、水痘は山梨県(1.10)、長崎県(0.94)、宮城県(0.84)が上位です。また、手足口病は千葉県(15.40)、奈良県(14.83)、埼玉県(14.78)、ヘルパンギーナは山口県(5.32)、群馬県(3.96)、奈良県(3.88)で高い値となっています。
| 主要感染症 | 定点当たり報告数 | 前週からの増減 |
| インフルエンザ |
0.13 | ↑ |
| COVID-19 |
1.87 | ↑ |
| 感染性胃腸炎 |
4.29 | ↓ |
| A群溶血性レンサ球菌 | 1.89 | ↓ |
| RSウイルス感染症 | 0.43 | ↑ |
| 咽頭結膜熱 | 0.40 | ↓ |
| 水痘 | 0.38 | ↑ |
| 手足口病 | 9.12 | ↑ |
| ヘルパンギーナ | 2.29 | ↑ |
| マイコプラズマ肺炎 | 0.26 | ↑ |
〔IDWR感染症週報 第28号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第28週を参考に作成〕
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