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膵切除後SLDを血液検査で予測 日本医大
apoA2-AT/ATが新バイオマーカーに
日本医科大学の研究グループは、膵切除後に新たに発症する脂肪性肝疾患(SLD)について、血液検査で予測できる新規バイオマーカーを世界で初めて報告した。発見したのは血中アポリポタンパクA2アイソフォーム(apoA2-i)で、膵切除後SLDを高感度に検出した。同大学が1月26日に発表した。
膵切除後は、膵外分泌機能不全(PEI)により脂肪やタンパク質の消化吸収が障害され、栄養不良などが生じる。こうした栄養障害を背景としてSLDを発症することが知られているが、これまで簡便な予測指標はなかった。
研究では膵切除術後患者79例を対象に、apoA2-iをELISA法で測定し、非造影CTによる肝臓CT値と比較した。その結果、軽鎖ホモダイマーであるapoA2-AT/ATが最も高い診断性能(AUC=0.843)を示した。さらに、apoA2-AT/ATが低値であることがSLD発症の予測因子であることが分かった。
既存の膵外分泌機能評価法には便検査や呼気検査などがある。これに対し、apoA2-AT/ATは血液で簡便に測定でき、膵酵素補充療法(パンクレリパーゼ)の有無にかかわらず有用であることも判明した。
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