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埼玉県立病院機構、RPAで定型業務を自動化
病理未読防止などに効果

2025.12.26 04:40 会員限定記事を示すアイコン

埼玉県立精神医療センター検査部副部長の横田進氏(埼玉県立病院機構本部経営企画担当主幹)は12月7日、さいたま市で開かれた埼玉県医学検査学会で、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用について講演した。埼玉県立病院機構ではRPAによりパソコンの定型業務を自動化し、病理検査診断書の未読防止などに効果を上げていることなどを述べた。

RPAは、パソコンのマウスのクリックやキーボード入力などの手順を記憶し、タイマーで必要な時に動かすソフトウエア。操作手順が決まっている単純作業を自動処理する。例えば、電子カルテ端末から日報を印刷して、内容を表計算ソフトに手入力するといった定型業務を自動化する。

埼玉県立病院機構では2022年度から運営病院に順次、商用のRPAサービスを導入し、2026年1月に全4病院の最後となる精神医療センターに導入する予定。コンサル契約の外部のエンジニアや、横田氏ら機構本部職員が商用サービスを使ってRPAのプログラムを作り、病院各部門の業務効率化につなげているという。

県立循環器・呼吸器病センターでは2023年から活用を始め、看護部や医療安全管理室、検査技術部など10部署で使用している。このうち病理診断科は、病理検査診断書の未読チェックに活用。以前は手作業だった未読患者リストの作成をRPAで自動化し、毎週月曜日に診療科長と依頼医に電子メールを自動送信している。導入後、ある診療科では、50%を超えていた未読割合(情報配信1日後)が20%程度にまで大幅に改善し、未読防止につながった。

 

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