ARI横ばい、性感染症・薬剤耐性菌感染症の動向も整理
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第15週(2026.4.6 - 4.12)

2026年第15週の全国的なトレンド
2026年第15週(4月6日~4月12日)における感染症発生動向では、急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は43.47(162008例)で、前週と比較して横ばいです。インフルエンザは1.46、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は0.63で、いずれも第7週以降減少傾向が続いています。入院サーベイランスでは、インフルエンザ82例、COVID-19 315例といずれも前週より減少しています。
小児科定点報告では、RSウイルス感染症0.53、咽頭結膜熱0.23、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎2.28といずれも増加しています。感染性胃腸炎は4.61で横ばい、水痘は0.33で過去5年間平均と比較してやや多い水準です。手足口病0.11、ヘルパンギーナ0.03、伝染性紅斑0.08も増加がみられます。
その他、基幹定点報告ではマイコプラズマ肺炎0.16で増加しています。全体として、呼吸器感染症では減少傾向が継続する一方、小児科定点疾患では増加または横ばいの動きがみられる状況です。
都道府県別の発生動向
都道府県別では、ARIの定点当たり報告数は岩手県(68.55)、群馬県(64.16)、富山県(63.45)が上位です。インフルエンザは沖縄県(4.36)、北海道(4.29)、山形県(4.03)が多く、COVID-19は秋田県(2.36)、岩手県(2.24)、青森県(2.10)が上位です。
小児科定点では、RSウイルス感染症は宮崎県(2.07)、山形県(2.04)、長崎県(1.94)が多く、咽頭結膜熱は鹿児島県(1.29)、福岡県(0.76)、長崎県(0.71)が上位です。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は鳥取県(7.21)、山形県(5.27)、北海道(5.00)で多い状況です。水痘は沖縄県(0.92)、福島県(0.82)、大分県(0.81)が上位です。
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