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第19週は水痘増加、海外からエボラ出血熱・ハンタウイルス報告も
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第18・19週(2026.4.27 -5.10)

2026.05.25 06:10 会員限定記事を示すアイコン

2026年第18週の全国的なトレンド

2026年第18週(4月27日~5月3日)の感染症発生動向では、急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は57.69(報告数21万2929例)で、3週連続で増加しています。前週を上回った都道府県は28都道府県でした。インフルエンザは0.41で、第7週以降減少が続いています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は0.59で、2週連続の減少となっています。基幹定点からの入院サーベイランスでは、インフルエンザは43例で前週より2例増加し、COVID-19は192例で49例減少しています。

小児科定点報告では、RSウイルス感染症は0.44で2週連続の減少となりました。一方、咽頭結膜熱は0.33で第15週以降増加が続き、ヘルパンギーナは0.09で第14週以降増加しています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は3.21で前週と同水準でした。感染性胃腸炎は4.94で減少しています。水痘は0.38で前週と同水準でしたが、過去5年間の同時期平均と比較してやや多い状況です。手足口病は0.38で、第14週以降増加が続いています。伝染性紅斑は0.07で減少しました。

基幹定点報告では、マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は0.18で増加しています。また、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)は20都道府県から37例が報告されています。全数把握疾患では、腸管出血性大腸菌感染症32例、レジオネラ症28例、重症熱性血小板減少症候群11例、百日咳85例、麻しん23例などが報告されています。梅毒は139例で、累積報告数は3706例となっています。

全体として、インフルエンザとCOVID-19は減少したものの、ARIは増加が続き、小児科定点疾患では、咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナで増加が続く週となっています。

 

都道府県別の発生動向

都道府県別では、ARIの定点当たり報告数は群馬県(89.73)岩手県(85.38)埼玉県(80.13)が上位です。インフルエンザは沖縄県(2.77)山形県(2.54)北海道(1.30)が多く、COVID-19は秋田県(2.12)岩手県(2.10)宮城県(1.78)が上位となっています。

小児科定点では、RSウイルス感染症は愛媛県(1.76)鹿児島県(1.61)山形県(1.38)、咽頭結膜熱は鹿児島県(1.00)長崎県(0.90)島根県(0.82)が多く報告されています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は鳥取県(6.95)茨城県(6.78)石川県(6.14)が上位です。ヘルパンギーナは宮崎県(1.67)佐賀県(0.83)鹿児島県(0.77)で多く、手足口病は宮崎県(13.53)鹿児島県(3.19)佐賀県(2.92)が上位となっています。

表1 第18週における主要感染症の定点当たり報告数(全国)
主要感染症 定点当たり報告数 前週からの増減
インフルエンザ 0.41
COVID-19 0.59
感染性胃腸炎
4.94
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3.21
RSウイルス感染症 0.44
咽頭結膜熱
 0.33
水痘  0.38  → 
手足口病
 0.38
ヘルパンギーナ
 0.09
マイコプラズマ肺炎
0.18

〔IDWR感染症週報 第17・18合併号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第18週を参考に作成〕


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