インフルエンザが減少、定点当たり9.08に
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第42週(2026.10.12 - 10.18)

2026年第42週の全国的なトレンド
2026年第42週(10月12~18日)の急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は56.70(報告数21万827例)で、前週の69.78から減少しました。
疾患別では、インフルエンザの定点当たり報告数は9.08(3万3864例)で、前週の12.81から減少しました。定点当たり報告数が10を上回った都道府県は、前週の29都道府県から12都道府県となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は0.89(3313例)で、2週連続で減少しました。
入院サーベイランスでは、インフルエンザの新規入院患者数は983例で、前週から140例減少しました。COVID-19の新規入院患者数は225例で、前週から16例減少しました。
小児科定点では、RSウイルス感染症は1.09(2446例)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1.19(2684例)で、いずれも前週から減少しました。感染性胃腸炎は2.82で2週連続の減少、手足口病は0.60で前週から減少しました。
一方、水痘は0.20で前週から増加し、過去5年間の同時期の平均と比べてやや多い水準です。ヘルパンギーナは0.74で前週から減少したものの、過去5年間の同時期の平均と比べてかなり多い水準となっています。
都道府県別の発生動向
インフルエンザは沖縄県(19.68)が最も多く、埼玉県(15.39)、北海道(12.32)と続きます。COVID-19は埼玉県(1.96)、山梨県(1.85)、長野県(1.78)の順となりました。
小児科定点では、RSウイルス感染症は宮崎県(2.40)、奈良県(2.21)、栃木県(2.19)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は愛媛県(4.16)、鳥取県(3.16)、茨城県(2.97)で多く報告されました。
感染性胃腸炎は石川県(5.29)、宮崎県(5.07)、大分県(4.61)、手足口病は福井県(3.68)、石川県(2.29)、福島県(1.54)の順です。ヘルパンギーナは群馬県(2.20)、静岡県(1.98)、徳島県(1.86)となっています。
| 主要感染症 | 定点当たり報告数 | 前週からの増減 |
| インフルエンザ | 9.08 | ↓ |
| COVID-19 | 0.89 | ↓ |
| 感染性胃腸炎 |
2.82 |
↓ |
| A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 1.19 | ↓ |
| RSウイルス感染症 | 1.09 | ↓ |
| 咽頭結膜熱 |
0.18 | → |
| 水痘 | 0.20 | ↑ |
| 手足口病 |
0.60 | ↓ |
| ヘルパンギーナ |
0.74 | ↓ |
| マイコプラズマ肺炎 |
0.61 | ↓ |
〔IDWR感染症週報 第42号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第42週を参考に作成〕
続きを見るには会員登録
(無料)が必要です
会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。
MTJメールニュースの会員のみなさまへ
MTJメールニュースは、WEBサイト「MTJ ONE」にリニューアルいたしました。
お手数ですが、下記より再度、新規会員登録をお願いします。

MTJ編集部
臨床検査業界の“いま”を的確に捉え、臨床検査技師一人ひとりを支える情報を発信していきます。検査制度や政策をはじめ、関係学会や職能団体のトピックス、装置試薬など技術革新の動向まで幅広く取材・編集。ニュース以外の連載、企画、動画もお届けしていきます。
関連記事

インフルエンザ2週連続増加、 ヘルパンギーナが高水準
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第41週(2026.10.5 - 10.11)

インフルエンザが定点当たり11.35、過去5年間平均を大きく上回る
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第40週(2026.9.28 - 10.4)

インフルエンザは減少も、過去5年同時期よりやや多い
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第38・39週(2026.9.14 -9.27)

インフルエンザ増加続く、ヘルパンギーナも
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第37週(2026.9.7 - 9.13)

