水痘は減少も、過去5年同時期を上回る水準
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第16週(2026.4.13 - 4.19)

2026年第16週の全国的なトレンド
2026年第16週(4月13日~4月19日)の感染症発生動向では、急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は49.95(報告数186273例)となり、前週から増加しています。
インフルエンザは0.92で第7週以降減少が続いており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は0.68で増加がみられます。入院サーベイランスでは、インフルエンザ47例、COVID-19 271例と、いずれも前週から減少しています。
小児科定点報告では、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2.96、RSウイルス感染症は0.59、咽頭結膜熱は0.26と、いずれも増加しています。感染性胃腸炎は5.06で増加しました。水痘は0.32で減少していますが、過去5年間の同時期と比較してやや多い水準です。手足口病(0.18)、伝染性紅斑(0.08)、ヘルパンギーナ(0.05)も増加がみられます。
その他、基幹定点報告では、マイコプラズマ肺炎は0.17で2週連続で増加しています。全体として、インフルエンザは減少傾向が継続したものの、ARI・小児科定点疾患ともに増加がみられる状況です。
都道府県別の発生動向
都道府県別では、ARIの定点当たり報告数は岩手県(80.43)、群馬県(69.96)、栃木県(68.79)が上位です。インフルエンザは山形県(4.68)、沖縄県(3.48)、北海道(2.79)が多く、COVID-19は岩手県(2.88)、長野県(2.18)、秋田県(2.04)が上位です。
小児科定点では、RSウイルス感染症は山形県(2.08)、宮崎県(2.00)、愛媛県(1.90)、咽頭結膜熱は富山県(0.86)、長崎県(0.84)、鹿児島県(0.81)が上位です。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は鳥取県(7.05)、佐賀県(6.75)、愛媛県(6.40)が多く報告されています。
| 主要感染症 | 定点当たり報告数 |
| インフルエンザ | 0.92 |
| COVID-19 | 0.68 |
| 感染性胃腸炎 |
5.06 |
| A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 2.96 |
| RSウイルス感染症 | 0.59 |
| 咽頭結膜熱 |
0.26 |
| 水痘 | 0.32 |
| 手足口病 |
0.18 |
| ヘルパンギーナ |
0.05 |
〔IDWR感染症週報 第16号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第16週を参考に作成〕
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