水痘が増加、手足口病の増加継続
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第24週(2026.6.8- 6.14)

2026年第24週の全国的なトレンド
2026年第24週(6月8日~6月14日)の急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は47.05(報告数17万3896例)で、前週(45.32)から増加しました。急性呼吸器感染症定点では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たり報告数は0.58となり、3週連続で増加しました。一方、インフルエンザは0.07で前週(0.06)をわずかに上回ったものの、引き続き低い水準で推移しています。COVID-19による新規入院患者数は107例で前週から16例増加し、インフルエンザによる入院患者数は12例で横ばいでした。
小児科定点報告では、RSウイルス感染症は0.35で増加しました。感染性胃腸炎は4.94、水痘は0.44でいずれも前週を上回っています。手足口病は2.75、ヘルパンギーナは0.66となり、ともに第20週以降増加が続いています。一方、咽頭結膜熱は0.60で前週から減少し、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2.58で前週と同水準でした。
全数把握疾患では、エムポックスが2例報告されました。
都道府県別の発生動向
インフルエンザは沖縄県(0.77)、岡山県(0.26)、茨城県(0.24)が多く、新型コロナウイルス感染症は宮崎県(4.11)、鹿児島県(3.46)、愛媛県(2.58)が上位となっています。
小児科定点では、RSウイルス感染症は長崎県(2.58)、佐賀県(1.67)、鹿児島県(1.35)が上位です。感染性胃腸炎は岐阜県(9.56)、奈良県(9.50)、石川県(9.00)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は愛媛県(6.57)、鳥取県(6.26)、山形県(5.00)となりました。
手足口病は大分県(15.89)、島根県(14.36)、鹿児島県(14.06)、ヘルパンギーナは大分県(3.58)、福岡県(2.53)、鹿児島県(2.48)が上位です。水痘は京都府(1.18)、福岡県(1.11)、山形県(0.96)が多く報告されています。
| 主要感染症 | 定点当たり報告数 | 前週からの増減 |
| インフルエンザ |
0.07 | ↑ |
| COVID-19 |
0.58 |
↑ |
| 感染性胃腸炎 |
4.94 | ↑ |
| A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
2.58 |
→ |
| RSウイルス感染症 | 0.35 | ↑ |
| 咽頭結膜熱 | 0.60 | ↓ |
| 水痘 | 0.44 | ↑ |
| 手足口病 | 2.75 | ↑ |
| ヘルパンギーナ | 0.66 | ↑ |
| マイコプラズマ肺炎 | 0.21 | ↑ |
〔IDWR感染症週報 第24号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第24週を参考に作成〕
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