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酷暑の避難、なお8千人 1万棟被害、熊本40度
激甚災害指定へ、首相方針

2026.08.05 05:10

熊本県は3日、最大震度7を観測した地震で、県内の16市町にある避難所155カ所に計8262人が避難していると明らかにした。連日の過酷な暑さの中、断水は広範囲に及び、家屋被害は推計含め約1万2千棟に上る。被災地が日常を取り戻すには遠い。車中泊での熱中症による災害関連死疑いも生じ、命を守る対策が急務となる。高市早苗首相は避難所を視察後、「激甚災害」に指定する方針を表明した。地震は4日で発生から1週間となった。

県内は3日、各地で最高気温35度以上の猛暑日となり、熊本市中央区と菊池市では県内で観測史上初めて40度以上の酷暑日となった。

激甚災害は復旧費に対する国の支援が手厚くなる。首相は、行政手続きの特例措置を適用できる「特定非常災害」指定も打ち出した。特定非常災害指定は2024年の能登半島地震以来。200億円を超える規模の予備費使用を4日に閣議決定するとも明らかにした。熊本市で記者団に述べた。

避難者が市町別で最も多いのは、震度6強を観測した八代市で3418人。震度7を観測した宇城市は3234人、氷川町は328人となっている。車中泊の人数は把握しきれておらず、実態はさらに多いとみられる。ホテルへ2次避難するための受け付けが開始。宇城市と氷川町では応急仮設住宅の建設作業が始まった。

断水は5市町の約4万5千戸で続き、全国からの給水車が各地で活動。国と県は避難所の熱中症対策として(1)飲料水の輸送強化(2)簡易トイレ拡充(3)スポットクーラー活用―の3項目を推進する。車中泊の避難者は、エコノミークラス症候群になる恐れもある。16年の熊本地震では発症が相次いだ。

九州新幹線は熊本―鹿児島中央間で運休。九州自動車道は松橋インターチェンジ(IC)―えびのIC間で一般車両の通行止めが続く。

 

共同通信社

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