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手足口病が3週連続増加、小児科定点疾患で上昇目立つ
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第22週(2026.5.25- 5.31)

2026.06.15 06:00 会員限定記事を示すアイコン

2026年第22週の全国的なトレンド

2026年第22週(5月25日~5月31日)の感染症発生動向では、急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は47.18(報告数17万5999例)で、前週からわずかに増加しました。前週を上回った都道府県は17都道府県でした。インフルエンザは0.07で第7週以降減少が続いており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は0.36でした。基幹定点からの入院サーベイランスでは、インフルエンザは12例、COVID-19は107例で、いずれも前週から減少しています。

小児科定点報告では、RSウイルス感染症は0.33で3週連続の増加、咽頭結膜熱は0.56で3週連続の増加となっています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2.79で減少しました。感染性胃腸炎は5.14で減少しています。一方、水痘は0.44で増加し、過去5年間の同時期平均と比較してやや多い状況です。手足口病は1.41で3週連続の増加、ヘルパンギーナは0.30で3週連続の増加となっています。伝染性紅斑は0.08で増加しました。

全数把握疾患では、腸管出血性大腸菌感染症42例、レジオネラ症34例、日本紅斑熱19例、百日咳93例、麻しん11例などが報告されています。梅毒は165例で、累積報告数は4586例となっています。

基幹定点報告では、マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は0.23で2週連続の増加となりました。また、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)は14都道府県から23例が報告されています。

全体として、ARIはわずかに増加し、小児科定点疾患ではRSウイルス感染症、咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナで増加が続いています。一方、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎は減少しています。

 

都道府県別の発生動向

都道府県別では、ARIの定点当たり報告数は群馬県(71.29)岩手県(70.24)宮城県(68.51)が上位です。インフルエンザは沖縄県(1.11)富山県(0.53)宮城県(0.22)が多く報告されています。COVID-19は宮崎県(1.82)鹿児島県(1.49)熊本県(1.04)が上位です。

小児科定点では、RSウイルス感染症は沖縄県(1.50)長崎県(1.16)鹿児島県(1.16)宮崎県(1.07)が上位です。咽頭結膜熱は鹿児島県(1.45)佐賀県(1.33)京都府(1.13)が多く報告されています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は佐賀県(5.67)鳥取県(5.42)山形県(5.15)が上位です。感染性胃腸炎は石川県(8.71)奈良県(8.46)愛媛県(7.95)が高い状況です。水痘は大分県(1.22)京都府(1.11)山形県(1.00)が上位となっています。手足口病は鹿児島県(11.32)宮崎県(7.40)大分県(6.31)、ヘルパンギーナは佐賀県(2.08)鹿児島県(1.52)熊本県(1.51)が多く報告されています。

表 第22週における主要感染症の定点当たり報告数(全国)
主要感染症 定点当たり報告数 前週からの増減
インフルエンザ
0.07
COVID-19
0.36

感染性胃腸炎
5.14

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
2.79

RSウイルス感染症 0.33
咽頭結膜熱 0.56
水痘 0.44
手足口病 1.41
ヘルパンギーナ 0.30
マイコプラズマ肺炎  0.23

〔IDWR感染症週報 第22号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第22週を参考に作成〕

 


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