手足口病の増加続く、九州で報告目立つ
週刊 感染症サーベイランスレポート #2026年第23週(2026.6.1- 6.7)

2026年第23週の全国的なトレンド
2026年第23週(6月1日~6月7日)の感染症発生動向では、急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり報告数は45.32(報告数16万9196例)で、前週から減少しました。インフルエンザは0.06で第7週以降減少が続いており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は0.42で2週連続の増加となりました。
小児科定点報告では、RSウイルス感染症は0.30で減少しました。一方、咽頭結膜熱は0.62で第20週以降増加が続いています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2.58で2週連続の減少、感染性胃腸炎は4.88で2週連続の減少となりました。水痘は0.36で減少しています。
手足口病は1.98で第20週以降増加が続いており、ヘルパンギーナも0.43で第20週以降増加が続いています。伝染性紅斑は0.07で減少しました。
全数把握疾患では、腸管出血性大腸菌感染症82例、レジオネラ症44例、日本紅斑熱18例、百日咳99例、麻しん2例などが報告されています。梅毒は209例で、累積報告数は4901例となっています。
基幹定点報告では、マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は0.20で減少しました。また、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)は10都道府県から17例が報告されています。
都道府県別の発生動向
都道府県別では、ARIの定点当たり報告数は埼玉県(65.03)、群馬県(64.91)、岩手県(64.10)が上位です。インフルエンザは新潟県(1.13)、沖縄県(0.80)、茨城県(0.12)が多く報告されています。COVID-19は宮崎県(2.11)、鹿児島県(2.05)、熊本県(1.58)が上位です。
小児科定点では、RSウイルス感染症は長崎県(1.94)、沖縄県(1.58)、鹿児島県(1.32)が上位です。咽頭結膜熱は島根県(1.36)、鹿児島県(1.32)、福岡県(1.21)が多く報告されています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は愛媛県(5.29)、鳥取県(5.21)、山形県(4.88)が上位です。
感染性胃腸炎は石川県(9.75)、奈良県(8.96)、愛媛県(8.24)が高い状況です。水痘は山形県(1.46)、大分県(0.83)、佐賀県(0.75)が上位となっています。
手足口病は鹿児島県(11.35)、大分県(9.31)、熊本県(9.09)、ヘルパンギーナは大分県(2.33)、熊本県(2.26)、鹿児島県(1.87)が多く報告されています。
| 主要感染症 | 定点当たり報告数 | 前週からの増減 |
| インフルエンザ |
0.06 | ↓ |
| COVID-19 |
0.42 |
↑ |
| 感染性胃腸炎 |
4.88 | ↓ |
| A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
2.58 |
↓ |
| RSウイルス感染症 | 0.30 | ↓ |
| 咽頭結膜熱 | 0.62 | ↑ |
| 水痘 | 0.36 | ↓ |
| 手足口病 | 1.98 | ↑ |
| ヘルパンギーナ | 0.43 | ↑ |
| マイコプラズマ肺炎 | 0.20 | ↓ |
〔IDWR感染症週報 第23号/急性呼吸器感染症サーベイランス週報 第23週を参考に作成〕
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